4:初めての

2月8日(深夜)運命の日。
やっぱり二人ともお酒を飲んだ後だった。
この頃になると、ぶちこの布団で二人で寝てた。
(一時期私、座布団の上とかコタツで寝てた(笑))
掛け布団も一つ。
前に、生乳触りあいがあったから
なんだかドキドキした気がする。
(もしかしたら酒の所為だったのかもしれないけど)
きっかけはぶちこから
「ちゅーしてもいい?」
みたいな軽い言い方だった気がする。
でも、これって友達同士での酔った勢いでする
やつなのかなって思って、
あえて普通に
「うん」
って返した。
「どこにしていい?」
そう聞かれて、酔ってるしもしも明日その事実を知って
ぶちこが哀しむかもしれない…と思い
「ほっぺで」
と言ってみた。
「んー」というような気だるい感じの声。
で初めてのほっぺちゅーは………



されたのか分かりませんでした凹
ぶちこ曰く、したらしいんだけど
ぱっとしただけだったから分からなかったのかも…。
「したー」
というぶちこの声に内心
「いつー!?」
と思いながらも「分からなかったよー」と言ってみた。
「じゃぁもっかいする」
そう言われたから、頬を出したら
「口は?」
といわれた。
ちゅーなんて、私、小さい頃に弟とした以来(笑)
でもなんかとってもしたくて
「いいよ」
って言ってしまった。
あれ?Dキスもしたっけ?

酔った勢いだったけど、それがこれからの始まり。

それから家に帰って、凄く凄く
ぶちこに会いたくなった。
ぶちこに泣きながら電話をして、ついに言ってしまった。

「好きになればなるほど、辛い」

知っていた。
私はやっぱり心の中でずっと、
ぶちこが好きだったんだと。